給与で悩む介護職について

年々高齢化が進んでる現在、さらなる人手を必要としているのが介護職です。
しかし、その実態は非常に厳しい状態にあります。
中でもよく叫ばれている悩みは、労働力に対する報酬の少なさでしょう。

介護福祉士は、うまく動けない方だったり、話せない方のお世話をします。
そこでは、普段私たちが行っているコミュニケーションで発生する、自分の言っていることが伝わらない場面だったり、相手の考えていることがわからないという場面がたくさん出てきます。
そんな場面に出くわしたとき、皆さんならどう感じるでしょうか。
少なからず、ストレスを感じるはずです。
介護職の方々は、このストレスを毎日感じているといっても過言ではありません。
しかも、このストレスは、相手のことを考えれば考えるほど、大きなものになっていきます。
相手のことを尊重しなければ、自分の言いたいことが伝わらなくても、心が痛むことはありません。
しかし、仲が深まるほど、相手のことを理解できなかったり、自分の言っていることを理解してもらえないと、心にダメージを受けることになるのです。
介護をする側も人間ですから、自分の言っていることが伝わらず、それが原因で何度も同じことを言うのは悲しくなり、大きな負担になります。

このように、介護福祉士の仕事は体力面だけでなく、メンタル面でもとてもハードです。
しかしながら、多くの施設では満足する報酬をもらうことはできません。
このことは、多くの介護福祉士の悩みの種になっており、離職率の高さに影響しています。